日々外来診療をしていますと、おりものが気になるという主訴で来られる女性が一日に必ず一人はいらっしゃいます。おりものは月経周期によって変化し、月経終了直後は量が少なめですが、排卵が近づくと透明で粘りけのあるものが増えてきます。そして排卵後は少しずつ白っぽいものに変わってきます。この生理的な変化を異常と思い、受診される方がいらっしゃいますが、正常です、ご安心を。誰でもわかる、おりものの異常を疑う所見は、色が黄色や緑色、生臭いにおい、 出血が混じる(褐色の出血を含む)、酒粕やカッテージチーズ状、泡が見える、かゆみがある、などです。このような場合は、何らかの菌が膣内に増えている、あるいは性病に感染した可能性がありますので、婦人科で検査を受けましょう。クラミジアやトリコモナスなどの性病の感染であった場合は、パートナーの治療も同時に必要です。ちゃんと話し合って、泌尿器科に行ってもらいましょう。かゆみがあって、酒粕やカッテージチーズ状のおりものはカビの一種である、カンジダが増えている可能性があります。カンジダは性病ではなく、どこにでもいるもので、風邪薬や抗生剤を飲んでいたり、体調を崩していたり、妊娠しているときなどに増えてしまうことがあります。婦人科での治療は膣の洗浄とカンジダ用の膣座薬を入れることですが、人によってはなかなか直りきらず、憂鬱の種になってしまうことがあります。そんなとき、自宅でできる簡単なカンジダ撃退法と再発予防法をお教えします。洗面器にお湯を入れ、アロマオイルのティーツ リーを2~3滴入れてかき混ぜ、デリケートゾーンを洗い流すのです。浴槽に5滴ほど入れてアロマバスにしてもO.K.です。当院受付でも販売していますので、カンジダでお悩みのかたは是非、お試しください。なお、カンジダでかゆみがある部分は石鹸をつけると悪化しますので、くれぐれも石鹸類は使用しないで くださいね。