こんにちは、ナチュラルフローラです。7月4日より、三宮クリニック2Fにて、ホリスティックアロマセラピーを始めさせていただきました。このコーナーでは、みなさまにアロマセラピーをより身近に感じていただけるようなお話を、ご紹介していきたいと思います。
アロマセラピーでは、さまざまな植物の香りを使いますが、みなさまはどんな香りが好きですか?私は暑い季節になって「夏草の匂い」や「蚊取り線香の香り」 が漂ってくると嬉しくなります。他には「母の作る煮物の匂い」、「セロリの匂い」(セロリ嫌いな方ごめんなさい)、「駅前のシュークリーム屋さんの匂い」 などが好きですね・・・あれ?食べ物ばかりですね(笑)これらの香りを嗅ぐと、私は心の底から「ホッ」とします。これはきっと、すべて自分が生まれ育った 家にちなんだ香りだからだと思います。たとえそれらが、実家ではなく、別の場所で嗅いだとしても、一瞬家に帰ったような安心感を覚えると思います。みなさ まの「好きな香り」はいかがでしょうか?その「好きな香り」はみなさまを、ホッとさせたり、元気にしたり、幸せな気分にするのではないでしょうか。
香りと記憶と感情は密接に結びついています。人間の鼻は香りをキャッチすると、香りの信号を脳の大脳辺縁系という本能を司る脳に伝えられます。脳はその香りが自分にとって快か不快を感じ分け、その香りと感じた印象を記憶するのです。フランスの文豪マルセル・プルーストの小説『失われた時を求めて』では、プ ルーストが朝食のプチマドレーヌの匂いを嗅いだ途端、幼い頃の記憶が蘇り、そこから物語が展開してきます。この小説から、香りによって記憶を思い起こさせる効果を「プルースト効果」といって、心理用語となりました。私が、「夏草の匂い」を嗅いで→「生まれ育った家を思い出す」→「ホッと安心する」というパ ターンは、「プルースト効果」で説明できるのです。香りで数十年前の自分に帰れるのですから、すごい力ですね。これからさまざまな香りについてお話しして いきます。どうぞ楽しみにしていてくださいね。
*執筆*
アロマケアルーム「ナチュラルフローラ」
AHCP認定プロフェッショナルアロマセラピスト
清水 佐和子