他院にて顕微授精を3回(アンタゴニスト1回、自然2回)しましたが、いずれも分割が途中で止まってしまいました。自然採卵を何回かすれば質のいい卵がとれるかもしれないという医師の話ですが、先が見えず治療をやめようかと迷っています。何か他に方法はないのでしょうか?
御質問を有り難うございます。複数回の治療にて良い結果が得られないのですね。受精卵の分割が途中で止まってしまうとのこと。今後治療を続けるとすれば、ご提案できることはいくつかあります。
まず、排卵誘発方法を変更してみることです。いままで、アンタゴニスト法1回、自然周期2回で、治療されておられますので、今後は、ロング法やショート法を試してみると良い結果を得ることが出来る可能性はあります。次に、顕微授精を通常のICSI(イクシー)から、IMSI(イムジー)に変更してみることです(http://www.hanabusaclinic.com/column/2008/11/1.php)。
IMSI(イムジー)は超高倍率の顕微鏡を用いて、より形態の良い精子を選択する方法です。IMSI(イムジー)にするとその後の受精卵の成長が改善できる可能性はあります。揺動培養も一つの選択肢です。受精卵の培養 に当たって受精卵の培養皿に一定のゆるやかな振動を加え受精卵の成長を促す培養方法です。揺動培養によって始めて受精卵の成長がスムーズになる方もあります(http://www.hanabusaclinic.com/column/2009/09/20099.php)。
受精卵の成長が止まってしまう場合、最後にご提案する方法として、ギフト法、ジフト法があります。これは、受精卵(あるいは精子と卵子)を、本来成長する場である卵管に移植する方法です(http://www.hanabusaclinic.com/column/2010/05/giftzift20105.php)。当院では、受精卵の成長が止まってしまう方でも、ギフト法、ジフト法をご提案することで良い結果につながった方が少なくありません。ただし、ギフト法、ジフト法では、卵管に移植しますので、卵管の閉塞がある場合にはご提案できません。また、ギフト
法、ジフト法では、腹腔鏡を使用しますので身体的負担を考慮し、最初からご提案する方法ではありません。
転院した場合、最初から検査を受けなおさなくてはいけませんか?
今は別の病院にて治療を受けていますが、英ウィメンズクリニックに転院しようと思っています。紹介状や検査結果は持参しなくてはいけませんか?