体外受精では何個の受精卵(胚)を移植するのでしょうか。
日本産婦人科学会では、多胎妊娠を予防する目的で移植する胚は原則として一つとし、35歳以上の女性、または2回以上続けて妊娠不成立であった女性などについては、2個の胚移植を許容する、とされています。しかし、当院の治療成績を分析しましたところ、39歳未満の女性に2個の胚を移植した場合には多胎となる割合が非常に高くなります。そこで、当院では39歳未満の女性には、3回目の移植までは、原則として1個の胚を移植する治療をお勧めしております。余った受精卵(胚)は別の周期に移植できるよう、凍結保存できます。移植する胚を1個にすると妊娠率が低下するのでは、とご心配の方もおられるかもしれませんが、移植しなかった受精卵(胚)は凍結しておいて別の周期に移植できますので、トータルとしての妊娠率はむしろ高くなるケースが殆どです。また、当院にて胚盤胞1個の移植で妊娠率を高くできる、SEET法(シート法)を開発しました。凍結しておいた胚盤胞を移植する際には是非SEET法(シート法)をお勧めします。過去に何回も治療が不成功に終わったかたでもSEET法(シート法)によって突破口が開けることもあります。
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