卵 管は妊娠の成立に関わる重要な部分、とても繊細な役目を果たしています。ところが最近この卵管が傷んでいるために不妊症となっている方をよく見かけます。 あなたは大丈夫ですか? 感染症、子宮内膜症など卵管に障害を起こす原因はたくさんあります。まずは予防することが大切ですが、傷んでしまったら.... 。現在では考えられる治療法としては、傷んだ卵管を治そうとする方法(手術)と、卵管を使わないで妊娠しようとする方法(体外受精)との二つが中心となる でしょう。
後者の体外受精が先端不妊治療として華々しく脚光をあびている中で、やはりできれば自然に妊娠したいという思いが常に我々の(また皆様の)中にあります。 そんな中で最近注目されているのが、先端医療の手術である卵管鏡下卵管形成術(FT法:falloposcopic tuboplasty)です。手術といえば、従来の方法では入院による開腹手術(腹腔鏡)が中心でした。しかしこのFT法は、日帰り手術が可能です。
FT法に用いられる卵管鏡は、円筒状の伸長性バルーンカテーテルとその内側に毛髪ほどの細さのカメラを組み込んだシステムで、卵管内腔の病態を直接把握し 治療することが可能です。さらにFT法は低侵襲であり外来診療での実施を可能とし、また保険診療でもあり費用面でもとてもメリットがあります。治療成績 は、卵管の開口は80%以上に確認され、術後の妊娠率も非常に良好です。皆様がもし卵管病変を指摘され、体外受精を勧められているとすればFT 法は非常に有効な治療法かもしれません。一度相談にこられませんか?


A: 大丈夫ですよ。手術といえば、従来の方法では入院による開腹手術(腹腔鏡)が中心でした。しかしこのFT法は低侵襲であるために安全であり、日帰り手術が十分に可能となっています。したがって外来診療で行えますので、お仕事をもたれている方でも安心して受けていただいております。
A: 非常に良好です。治療成績としては、卵管の開口は80%以上に確認され、他に不妊要因をお持ちでなければ術後の妊娠率にも直接反映されます。
A: 保険が使えます。自費診療である生殖補助医療(体外受精・顕微授精)と比べて保険診療ですので安心。その他保険制度面においていろいろなメリットがあります。外来にてお聞きくださいね。
2003年1月から、2004年12月までに、当院にて卵管鏡下卵管形成術(FT)を実施した223例の成績

