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8月のおはな

着床前診断(PGT-A)

臨床研究として行う着床前診断(PGT-A)について

この臨床研究は、染色体異常による流産や妊娠・出産率の低下が、着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)によって改善するかについて検討するものです。

日本ではいまや年間4万人以上の赤ちゃんが不妊治療によって誕生していますが、治療を受ける女性の高齢化などにより、なかなか妊娠しない方や流産を繰り返す方が増えています。その理由の一つに胚の染色体異常が挙げられます。

日本ではこれまでPGT-Aは行われていませんでしたが、2016年より日本でも一部の施設でPGT-Aの臨床研究が開始されました。その結果、PGT-Aを実施していない群に比べ、PGT-Aを実施した群の移植あたりの妊娠率が高くなるという結果が得られました。そこで今回、PGT-Aの有用性についてより多くの施設で検討を行うことになり、当院もこの研究に参加することを日本産科婦人科学会より認められました。

着床前診断(PGT-A)をお考えの方へ

PGT-Aご希望の方は、“説明資料(患者様用)”に必ず目を通していただき、診察にて参加希望であることを医師にお伝えください。
このHPでは、PGT-Aの一部内容についてご紹介いたします。

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Q&A

Q誰でもPGT-Aに参加できますか?

A対象は反復ART不成功の方、習慣流産(反復流産)の方とさせていただいています。
また均衡型転座をお持ちの方は妊娠歴に関係なく対象となります。上記を満たしていても、本研究の除外基準に当てはまる方は臨床研究にご参加いただけません。

Q結婚していないと PGT-A に参加できませんか?

A今回の臨床研究では日本産婦人科学会の規定により、婚姻関係があることが条件となっています。

Q英ウィメンズクリニックに通院していませんが、PGT-Aの臨床研究に参加できますか?

A本研究の対象は、当院に通院されている患者様が対象となります。当院を受診されたことのない方はまず診察予約をお取りいただき、受診をお願いいたします。

Q検査に上限件数はありますか?

A研究分担施設全体で上限件数の設定があるため、検査が受けられないこともあります。

Qこの臨床研究へ参加する前に行う検査はありますか?

A習慣流産(反復流産)の対象となる方は、診察時に医師にお問合せ下さい。

QPGT-Aは成⻑してきたすべての胚盤胞が対象になりますか?

A胚盤胞になればすべてが検査可能というわけではなく、状態によっては検査ができない場合があります。

QPGT-Aを行えば、必ず妊娠できますか?

APGT-Aの検査結果によっては移植できる胚が1つもなく、移植に至らない可能性があります。
また、『A:適(最適)』もしくは『B:適(準)』と判断された胚を移植しても妊娠しない、あるいは流産する可能性があります。

QPGT-Aを行えば染色体異常のない赤ちゃんが生まれますか?

APGT-Aは胚の染色体について調べる検査のため、染色体異常のある赤ちゃんを出産する確率を下げることは期待できますが100%ではありません。
また、染色体異常以外の赤ちゃんの病気についても調べることはできないため、100%健康な赤ちゃんであることを保証するものではありません。

Q検査を行った場合、新鮮胚での移植はできますか?

APGT-Aを行った場合、新鮮胚での移植はできません。胚盤胞は一度凍結保存して、検査機関からの結果を待ちます。検査の結果、『A:適(最適)』もしくは『B:適(準)』と判断された胚が得られれば融解して移植を行います。

Q検査を受けて妊娠した場合、出生前診断を受けた方がいいですか?

APGT-Aの診断精度は100%ではないため、出生前診断を受けるかどうかはご夫婦で検討していただく必要があります。 出生前診断について詳しくご相談希望の方は、遺伝カウンセリングにてご相談をお受けしております。

Q途中で検査を中断することはできますか?

A一旦検査に同意された場合でも、いつでも同意を撤回し、検査を中断することができます。ただし、進行中の検査費用については返金できかねますのでご注意をお願いいたします。

参考情報

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