英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

研究開発・学会発表

診療・治療

第12回 日本臨床エンブリオロジスト学会

  • 胚盤胞培養の工夫
  • 平成19年1月13日~14日 岡山大学農学部3号館
  • 第12回 日本臨床エンブリオロジスト学会
  • 笠原 優子 
    英(はなぶさ)ウィメンズクリニック

【発表の概要】

胚盤胞移植(blastocyst transfer;BT)は胚と子宮内膜との同期性が得られるとともに、長期培養による移植胚の選択が可能な胚移植法と考えられる。さらに近年多胎妊娠の予防策として単一胚盤胞移植(single blastocyst transfer;SBT)が積極的に行われ始めている。しかしながら、胚盤胞移植は、培養期間の延長に伴う胚発生停止や変性などによる移植キャンセルの可能性があり、これらのデメリットを少なくする為に、培養環境を整える事は培養士にとって重要な課題の一つであると考えられる。現在、自施設で培養液を調整することはほとんどなくなり、多くの培養液が市販されているが、どの培養液が最も良好な胚発生効率を示すのかは未だ明らかではない。また、培養環境を構成する重要な要素の一つであるインキュベーターも、様々な種類が販売され、それぞれの特徴を有している。そこで、今回我々は、培養環境ならびに条件が胚盤胞への発生効率にどのような影響を与えるか調べ最適な培養条件を設定することを目的とし、検討した。

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