研究開発・学会発表

10月のおはな

第56回 日本産科婦人科学会総会・学術講演会

学会名

第56回 日本産科婦人科学会総会・学術講演会

日・場所

平成16年4月13日 ホテル日航東京

タイトル

反復ART不成功例に対する透明帯除去胞胚を用いた2段階胚移植の有用性

発表者名

塩谷 雅英※1、北川 勝※1、後藤 栄※1、 橋本 洋美※1、泉 陽子※1、吉村 由香理※1、 笠原 優子※1、坪内 美紀※1、野田 洋一※2 
※1英(はなぶさ)ウィメンズクリニック ※2滋賀医科大学

【発表の概要】

【目的】反復ART不成功例に対して、透明帯を除去した胞胚を用いて2段階胚移植を行い、その有用性について検討した。

【方法】過去に少なくとも1回以上の2段階胚移植を含め2回以上の胚移植を行ったが妊娠に至ることができなかった35症例を対象とした。2003年6月~8月において、2段階胚移植の2段階目の移植時に透明帯を除去した胞胚を使用した。透明帯除去には、受精後5日目また6日目までsequential
mediumを用いて培養を行い、得られた胞胚のうち形態的に最も良好な胚を供した。実体顕微鏡下で0.4%プロテアーゼを用いて透明帯を除去後、Medium のスポットからスポットへ数回移動させることによって胚を洗浄した。プロテアーゼ処理は原則として移植直前に実施した。

【成績】症例の平均年齢±SDは35.7±4.0歳(31~41歳)、平均ART回数±SDは5.8±2.5回(3~11回)であった。45.5%の患者に臨床妊娠が成立した。

【結論】反復ART不成功例に対して、透明帯を除去した胞胚を用いた2段階胚移植は有用な移植法であることが示唆された。