英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

研究開発・学会発表

診療・治療

第81回 兵庫県産科婦人科学会

  • 生殖補助医療により妊娠に至った症例のアンケートによる予後調査結果
  • 平成19年7月1日 神戸市医師会館
  • 第81回 兵庫県産科婦人科学会
  • 橋本 洋美、後藤 栄、渡部 純江、松永 雅美、岡本 恵理、姫野 清子、棚田 省三、 苔口 昭次、塩谷 雅英、高島 英世 
    英(はなぶさ)ウィメンズクリニック

【発表の概要】

【目的】生殖補助医療(ART)による妊娠例の予後調査を実施した。

【方法】2005年1月~12月に当院で生殖補助医療にて妊娠、その後出産報告があった192例とアンケート調査にて回答を得た155例、合計347例を対象とした。

【成績】アンケート回収率は73.1%(155/212)であった。妊娠時の妻の平均年齢は33.3歳であった。回答を得た347例のうち単胎妊娠は290例、多胎妊娠57例であった。帝王切開率は単胎妊娠で31.7%、多胎妊娠で86.0%、全体で40.6%であった。出生児の平均体重は3011gであり、先天異常発生率は1.4%(5/347)であった。先天異常の内訳は、心血管系奇形1児、消化器系奇形1児、外表系奇形2児、染色体異常1児であった。

【結論】生殖補助医療による妊娠では帝王切開率が高い傾向がみられた。出生児の出生時体重、先天異常発症率は報告された自然妊娠による児のデータと比較して差を認めなかった。

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