英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

研究開発・学会発表

診療・治療

第14回 日本生殖心理学会・学術集会

  • 第2子を希望し不妊治療を受ける患者の意識
               
  • 2017年2月19日 愛知県産業労働センター ウインク愛知
  • 第14回 日本生殖心理学会・学術集会
  • ○藤井 美喜、オンビルギン 操、苔口 昭次、塩谷 雅英

当クリニックにおける初診不妊治療患者のうち、第2子を希望する初診不妊患者は約6%を占めている。第2子を希望する理由や背景を明確にすることにより、患者の思いに添った治療やケアに生かすことを目的にアンケートを実施した。第2子を希望し受診した際にアンケートを配布し、326名より回答を得た。平均年齢は36.5歳、第2子を希望する理由で最も多かった内容は「一人目の子供のために兄弟をつくりたい」で、次に「年齢を重ねるまでに早目に二人目を妊娠したい」であった。求めるサポートで多かった内容は「効果的な方法で早めに妊娠したい」「託児サービスの拡大」「通院回数を減らしてほしい」「相談にのって欲しい」であった。また、今後どこまで治療を考えているかについては、第1子の妊娠方法がタイミング治療の人は「決めていない」46.7%と最も多く、どこまで治療するか決めていない人が多くみられた。一方、ARTで妊娠した人は「ART・移植も考慮」が96.0%であり、治療内容や治療期限について決めている人も多くみられた。治療の希望を踏まえながら、効果的な治療を進めることが必要である。第1子を育てながらの治療となることから、託児や通院回数を配慮しながら通院の負担を緩和することが大切である。二人目であっても治療の進め方や心理的な面に不安をもっているため適切なアドバイスができるようにしたい。

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