不妊治療の知識

8月のおはな

血液・ホルモン検査(一般的検査・必須検査)

血液検査

健康状態チェック
妊娠するためには健康であることが大切です。
血液検査ではまず、あなたの健康状態を調べます。貧血、肝臓の異常、糖尿病などを調べます。

血中ホルモン検査

排卵や妊娠の成立、維持に影響を持つホルモンが正常に分泌されているかを調べます。
脳下垂体ホルモン、女性ホルモン、男性ホルモン、甲状腺ホルモン、副腎ホルモンなどを調べます。
下記図に具体的な各ホルモン検査を列挙しておきますが、あなたにどの検査が必要かは、卵巣の働き具合によって異なります。
これらのホルモンは、月経周期に応じてダイナミックに変化するため、採血するタイミングが検査結果に影響します。

ホルモン検査でわかること

視床下部や脳下垂体、卵巣の機能低下、甲状腺の異常、多嚢胞卵巣症候群など。
卵巣の機能をもっとよく表すのは、月経2日~5日目に測定したFSH(卵胞刺激ホルモン)です。10単位以上であれば、卵巣の機能が低下していると考え、 25単位以上なら、卵巣の働きは期待しにくくなります。近い将来、卵巣ホルモンの一つであるインヒビンの測定が一般的になる可能性があり、卵巣の機能を評価する上で期待されます。
また、黄体期の中期に測定する、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が少ないと、黄体機能不全が考えられます。
PRL(乳汁分泌ホルモン)の測定値が高い場合は高プラクチン血症が疑われます。
このPRL値は、心理的なものやストレスでも変動します。乳頭の刺激や採血時の緊張、また内診後の採血などは測定値を上昇させますので、治療の前には再検査で確認する必要があります。
高プロラクチン血症が見つかった場合は、MRI検査で脳下垂体や脳の視床に腫瘍がないかどうかを調べておきます。
他に具体的にわかることは上に示した通りです。

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