不妊治療の知識

1月のおはな

理事長コラム

理事長コラム

当院理事長 塩谷雅英が毎日の診療の中、見えてきたこと、皆様に是非お伝えしたいことなどをつづったコラムです。

第2回 男性側に原因のある不妊症1 (2004年9月)

近年、男性の精子が弱くなって来ていることが指摘されています。実際男性に不妊症の原因が見つかるカップルがおよそ48%という調査があります。精子を造る機能に障害がある造精機能障害や勃起・射精に問題がある性機能障害など原因は様々です。どこに問題があるのか突き止めることが重要であり、原因によって 治療法も大きく変わってきます。女性のクリニックを受診するなんて、と診察を受けるのを躊躇しがちではありますが、場合によってはごく簡単な治療ですむことも多いのでぜひ早めに検査を受けることをお勧めいたします。フーナー検査や精液検査はご主人は受診しなくても受ける事のできる簡単な検査です。まずは フーナー検査や精液検査から始めましょう。当院では男性不妊症専門外来を月3回(土・日)開設していますので、精密検査をご希望の患者さまはこちらをお勧 めします。治療は、お薬の内服、タイミング指導からはじまり、人工授精や体外受精そして顕微授精へとステップアップする場合もあります。男性不妊の治療方 法は画期的に進歩しており、現在では高度の乏精子症や無精子症の場合でも充分に妊娠可能となっています。 

執筆:院長 塩谷 雅英