不妊治療の知識

1月のおはな

理事長コラム

理事長コラム

当院理事長 塩谷雅英が毎日の診療の中、見えてきたこと、皆様に是非お伝えしたいことなどをつづったコラムです。

第4回 子宮に原因のある不妊症 (2004年11月)

今 回は子宮に原因のある不妊症についてお話ししたいと思います。子宮は受精卵が宿るところとして大切な臓器ですから、この子宮に問題があると不妊の原因となります。子宮の問題として多いのは、子宮内膜ポリープ、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮形態異常などです。月経が長引く、不正出血がある、月経量が多い、下腹 が張る、などの症状がある場合には子宮内膜ポリープや子宮筋腫が疑われます。月経痛が強い場合には子宮腺筋症が疑われます。これらは超音波検査や子宮鏡検 査(カメラ)などの苦痛のない検査にて簡単に診断することが可能ですし、比較的簡単な治療で治すことができるものも多くあります。気になる症状がある方は 一度検査を受けてみられることをお勧め致します。子宮内膜ポリープの治療はポリープ切除です。簡単な麻酔で行う日帰りの手術です。子宮筋腫がある場合の治 療は様々です。発生部位によっては多くの場合治療を必要としませんが、ホルモンのお薬や漢方薬で治療することもあります。症状が強い場合には稀に手術による治療を必要とすることもあります。

執筆:院長 塩谷 雅英