不妊治療の知識

11月のおはな

理事長コラム

理事長コラム

当院理事長 塩谷雅英が毎日の診療の中、見えてきたこと、皆様に是非お伝えしたいことなどをつづったコラムです。

第101回 低出力レーザー療法について(2018年1月)

 レーザーには外科的に侵襲度の高く、手術メスとかに使用するものが一般です。しかし、最近では低出力(約830nm近赤外線光)レーザーを身体へ照射をすることにより、血流改善する作用などがわかり医学的治療に応用されています。赤ちゃんがほしい方々には冷えをいわれるかたが多くおられます。この低出力レーザーは照射されても全く痛みなく、レーザー光そのものは皮膚の中に浸透して行きます。それにより血流をよくし、精神的にもリラックスできることから卵子の質の改善、着床率のアップの効果が期待されます。
具体的には、頸部(首)の左右にまた腹部へ照射し、20分程度の治療時間ですみます。頸部の星状神経節という神経の集まるところにレーザー照射することで副交感神経が優位になり血管弛緩がおこり血流が良くなります。副交感神経に作用する方法は、アロマ、鍼灸、マッサージ等あると思いますが、この低出力レーザーを含めていろいろ試されてみてその中で自分に合ったものを見つけていただきたいと思います。