不妊治療の知識

1月のおはな

理事長コラム

理事長コラム

当院理事長 塩谷雅英が毎日の診療の中、見えてきたこと、皆様に是非お伝えしたいことなどをつづったコラムです。

第77回 2人目の不妊治療について(2013年3月)

不妊でお悩みの患者様が来院されましたら「お子さんはお1人とお考えですか、2人目もお考えですか?」と尋ねることにしています。多くのご夫婦のお答えは「今は2人目のことまで考える余裕はありません」というものです。1人目のお子さんをなかなか授かることができずにお悩みのご夫婦にとって、2人目のことを考えることができないのは無理のないことです。その一方で、1人目のお子さんができると、数年後に多くのご夫婦が2人目を欲しい、と来院してくださいます。1人目のお子さんが成長する姿を見るにつれ、兄弟・姉妹をつくってあげたいと考えるご夫婦が多いのです。
そこで、これから不妊治療をお考えの皆様には、2人目のお子さんの事も視野に入れて治療に取り組んでいただければと思います。特に体外受精治療では、複数個の受精卵が体外で成長するのが普通です。余った受精卵は凍結保存しておくことで将来2人目を授かることができるチャンスがあります。体外受精治療では2人目のことも視野に入れ、受精卵を少し多めに育てておくと良いかもしれませんね。

執筆: 理事長 塩谷雅英