はなぶさ ブログ

10月のおはな

液体窒素の残量確認を忘れずに!

お預かりした胚や精子、あるいは卵子は、液体窒素で満たした貯蔵タンクで保管をしています。

今回ご紹介する内容は、この液体窒素-貯蔵タンクに関して、アメリカ不妊学会(ASRM)が全国の対象施設に注意喚起したニュースになります。

 

【記事の内容】

アメリカの不妊治療を行っている医療機関において、凍結保存を行っていた貯蔵タンクの液体窒素量が何らかの原因で規定量を下回っていたのが発見されたことを報告しています。その原因などは明らかにされていませんでしたが、各施設に液体窒素の残量を頻繁にチェックするように呼び掛けています(2018年3月12日)。

(記事はこちら)

 

【英ウィメンズクリニックの場合】

私たちの施設では、胚培養士が責任を持って計32台の貯蔵タンクの管理を行っています。

液体窒素の残量確認は日々の業務に組み込まれており、2日に一度は全ての貯蔵タンクについて、液体窒素の残量測定、補充をしています。また、液体窒素がどれくらい減っていて、どれくらい補充したかについても、全て記録しています。

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加えて、液体窒素の減る量が多いタンクがあると、補充した翌日も残量を確認し、減る量を再計測しています。万が一、貯蔵タンクに異常を感じた場合には、貯蔵タンク自体を即交換するようにしています。

もちろん、このような事態には今まで一度も遭遇したことはありませんが。。。

 

貯蔵タンク内の液体窒素が一定量を下回ると、お預かりしている検体の破損、消失に繋がります。

当院では貯蔵タンクについて厳重なチェックと管理を行っていますので、ご安心して頂ければと思います。

 

(文責:[研究開発部門] 辻優大、[理事長] 塩谷雅英)