はなぶさ ブログ

2月のおはな

体外受精で生まれた子供の発育は? その1

体外受精や顕微授精は今や一般的に行われており、体外受精で生まれる子供も年々増えていっていますが、

40年前に試験管ベビーと呼ばれた赤ちゃんが誕生した時から繰り返し議論になっているのが「子供の発育に問題はないのか?」という疑問です。

今回は、体外受精や顕微授精で生まれた赤ちゃんの、その後の成長に注目した研究をご紹介いたします。
Mental health and developmental outcomes for children born after ART: a comparative prospective study on child gender and treatment type. (体外受精で生まれた子供のメンタルヘルスと成長について:子供の性別と体外受精の方法別にみた前向き研究)
この論文はフィンランドのPunamaki氏らによって2015年にHuman Reproduction誌に報告された研究です。
本研究では体外受精や顕微授精で生まれた255人の子供と不妊治療なしで妊娠した278人の子供を比較しています。
調査は母親と父親両方にアンケート形式の調査を行い、子供の成長と問題について採点してもらっています。50の質問に対して「1点-問題なし~ 4点-常に問題ある」まで採点してもらっています。対象の子供は7,8歳の子供です。

結果はまた次回にご説明いたします!

不妊治療では妊娠、出産が一つのゴールですが、赤ちゃんの人生はそこからスタートですからその後の成長の事についても注目する視点は大事ですね。

 

(文責:医師部門 江夏徳寿、理事長 塩谷雅英)