はなぶさ ブログ

9月のおはな

不妊治療(妊娠)とビタミンDの深い関係について その3

今回のシリーズでは妊娠とビタミンDの関係について下記の研究をご紹介しています。
Association of vitamin D intake and serum levels with fertility: Results from the Lifestyle and Fertility Study

(ビタミンD摂取と血中濃度、妊娠の関係:ライフスタイルと妊娠の研究から)

アメリカのビタミンDの推定平均摂取量である10μg/日を基準として多いか少ないかを比較しています。
血中ビタミンD濃度についても基準レベルとされる50nmol/Lと比較して多いか少ないかで群分けして検討しています。

 

では妊娠、出産の比較を見ていきましょう。

 

血中のビタミンD濃度も加えて妊娠、出産を比較しています。

実際に妊娠率、出産率を比較してみると、ビタミンD摂取量で比べた結果は摂取不足群を1とした場合、

摂取十分な群のオッズ比は

妊娠率2.26倍(95%信頼区間1.05-4.86)、

出産率2.20倍(1.03-4.69)

と摂取十分な群の方が有意に良好な結果でした。

同様に血中ビタミンDで比較したところ、基準値以下を1とした場合、

基準値以上の群でのオッズ比は

妊娠率3.37倍(1.06-10.7)で

出産率3.22倍(0.99-10.55)

とやはりビタミンDの基準を満たした群で良好となっています。

次回は血中ビタミンDの値によって累積妊娠率がどうなっているかについても見ながら、結論はどうなのかをお話ししたいと思います。

 

以前の記事もご参照ください。

日光足りてます?ビタミンD足りてますか?

不妊治療(妊娠)とビタミンDの深い関係について その1

不妊治療(妊娠)とビタミンDの深い関係について その2

今日からできる!体内ビタミンDの増やし方

ビタミンD濃度が高いほうが妊娠成績は良くなる

 

(文責:医師部門 江夏 徳寿、理事長 塩谷 雅英)