はなぶさ ブログ

9月のおはな

不妊治療(妊娠)とビタミンDの深い関係について その4

今回のシリーズでは妊娠とビタミンDの関係について下記の研究をご紹介しています。
Association of vitamin D intake and serum levels with fertility: Results from the Lifestyle and Fertility Study

(ビタミンD摂取と血中濃度、妊娠の関係:ライフスタイルと妊娠の研究から)

今回はは血中ビタミンDの値によって累積妊娠率がどうなっているかについて見てみましょう。

 

上の図は血中ビタミンDの値が基準値以上の群と基準値以下の群で累積妊娠率を比較しています。

これを見ると、6か月の観察期間のうち、どのポイントでみてもビタミンDが基準値以上の群で妊娠率が高値になっています。

ただ、これは統計学的有意差まではついていないようです。

なお、男性、女性ともにビタミンDの摂取基準を満たしていたカップルは最も妊娠率が高く、それ以外のカップルと比較して67.8% vs 46.2%, p=0.02と高い水準であったようです。

とはいえ、この研究からはビタミンDが男性の精液所見にどのような影響を持っていたのかまでは分かりません。

この研究の結論としては
・ビタミンDが不足している女性では妊娠率、出産率ともに低くなる。

でした。

ビタミンDはサプリでも補充する事ができるので、一度も調べられたことの無い方は調べてみても良いかもしれません。

 

以前の記事もご参照ください。

日光足りてます?ビタミンD足りてますか?

不妊治療(妊娠)とビタミンDの深い関係について その1

不妊治療(妊娠)とビタミンDの深い関係について その2

不妊治療(妊娠)とビタミンDの深い関係について その3

今日からできる!体内ビタミンDの増やし方

ビタミンD濃度が高いほうが妊娠成績は良くなる

 

(文責:医師部門 江夏 徳寿、理事長 塩谷 雅英)