JISART施設認定 その3 医療機関の品質管理
JSART が設立された趣旨は、
「生殖補助医療専門施設が集まり、品質管理システムを導入することで生殖補助医療Assisted Reproductive Technology(ART)の質の向上を目的として、究極の目標は患者満足を高めること」
とされています。
その目的達成のために生殖補助医療を行う施設のための「実施規定」を作成し、JISART 会員はそれを順守することが義務づけられることになります。
ちょっと難しい話になりかけてしまいましたね。
ではその基礎、土台となる品質管理システムとはいったいどういうものなのでしょう。
「品質」というと、「良い製品」というイメージがあるかもしれませね。
我々の場合は「良い医療やサービス」といえるのではないでしょうか。品質管理システムとは、良い医療を提供するためのシステムを管理することといえると思います。
良い医療を提供するためのシステムを標準化することで、すべてのJISART施設の患者さんに満足してもらえることを目指しています。
次回はその品質管理システムのカギとなるJISARTの「実施規定」についてお話いたします。
以前の記事もご参照ください
JISART施設認定って? その1
(文責:[生殖医療薬剤部門] 山本 健児 [理事長] 塩谷 雅英)