はなぶさ ブログ

9月のおはな

卵巣予備能の指標、AMHとは。AMHができる場所

不妊治療を受けられている方は一度はAMH(抗ミューラー管ホルモン)を測った事があるかと思います。

これは卵巣の予備能を評価する指標として広く用いられているホルモンで、高ければ卵巣予備能が高いと考えられています。

今回は、このAMHについて掘り下げてレビューした論文を紹介したいと思います。

The physiology and clinical utility of anti-Müllerian hormone in women

(AMHの生理と臨床上の有用性について)

この論文はフランスのDewailly氏らが2014年にHuman Reproduction Update誌に発表したレビュー論文で、2013年までにAMHに関して報告された論文などをまとめたものです。
この論文はかなり詳しいところまで書いてあり難しい内容になっていますが、ちょっとつまみ食い的に解説していきたいと思います。

オープンアクセスなので全文が気になる方は表題を検索していただければ誰でも読めますよ。

まずAMHが産生される場所です。

ざっくり言いますと、AMHは卵巣の中でも初期の卵胞、つまり原始卵胞から小胞状卵胞といわれるステージの卵胞を取り囲む顆粒膜細胞から分泌されます。

そのため、エコーなどでは見えない初期の卵胞の状態を予測する事ができるというメリットがあります。

次回以降はAMH測定のための採血時期やAHMの値で何がわかるのかといった話をしていきたいと思います。

 

関連の記事もご参照ください。

凍結融解単一胚移植の場合、AMH値だけでは妊娠出産の可能性を推測できない

『ハナブロQ&A』 その17(AMHが高いですが自然妊娠は?)

 

(文責:[医師部門] 江夏 徳寿 [理事長] 塩谷 雅英)