はなぶさ ブログ

5月のおはな

妊娠しても大丈夫!?インフルエンザワクチンによる予防接種

インフルエンザはご存知の通り、主に冬に流行して38度以上の発熱・頭痛・関節痛・筋肉痛などの症状が出るウイルスによる感染症です。

通常は1~2週間で自然に治りますし、薬を適切に使えばもう少し早く治る疾患です。

ですが、妊婦さんはインフルエンザにかかると重い合併症を起こしやすいので注意が必要です。

前回、インフルエンザの画期的な治療薬のお話をしましたが、やはりかからないに越したことはないので、予防を心掛けたいものです。

(前回までの記事は下方のリンクよりお読みいただけます)

そのためには、手洗い、うがいなども大切ですが、ワクチンによる予防接種が最も有効です。
現在使用されているインフルエンザワクチンは不活化ワクチンといって、風しんワクチンのような生のウイルスではなく、

ウイルスが増殖しないように不活化して、免疫を作るために必要な抗原部分を取り出したものです。

ですので、避妊も必要ありませんし、理論的には妊婦さんや胎児に対して問題はないと言われています。

そのため世界的にもインフルエンザの流行時期には妊娠予定の女性へのインフルエンザワクチン接種が推奨されています。

また、妊娠中であってもワクチンの接種は問題ありません。

実際に多くの妊婦さんが接種されていますが特に異常は認められていません。

国立感染症研究所の報告をみても、妊婦さんにワクチンを接種した場合に生ずる特別な副反応の報告はなく、

また妊娠初期にインフルエンザワクチンを接種しても胎児に異常の出る確率が高くなったとするデータもないとされています。

本当に妊娠初期でも大丈夫なの?

と心配の方もおられるかもしれませんね。

 

次回は妊娠初期や胎児にも大丈夫というお話をしたいと思います!
以前の記事もご参照ください

インフルエンザの画期的な治療薬、新しい審査制度で初めて

インフルエンザの画期的な治療薬、どこが画期的!?
インフルエンザの画期的な治療薬、使用時に気をつけたいこと

 

(文責:[生殖医療薬剤部門] 山本 健児 [理事長] 塩谷 雅英)