はなぶさ ブログ

4月のおはな

妊娠と薬についてー最新のトピックスを読み解く

10月14日に東京で開催されました妊娠と薬情報センターフォーラムに参加してきました。

このフォーラムは国立成育医療研究センターの主催で年に1度開催されているもので、今回は第13回目でした。

僕自身が参加するのは初めてになります。

以前からとても出席したかったのですが、少し遠いのとなかなか予定が合わず参加する機会を作れなかったのが、今回ようやく念願かなって参加してきました。

フォーラムのことをお話しする前にまず、「妊娠と薬情報センター」について少しお話ししましょう。

現在、我が国においては、医薬品の妊婦・胎児への影響に関して、必ずしも十分な情報があるとはいえません。

そこで、国の事業としてお薬が妊娠に及ぼす影響を調査・蓄積してデータベースを作ったり、その情報として提供できる体制を作るため「妊娠と薬情報センター」が、2005年10月に国立成育医療研究センターに作られました。

ですのでこのフォーラムは妊娠と薬情報センターが開設された当初から毎年開催されていることになりますね。

英ウィメンズクリニックでは薬剤師が「妊娠とお薬外来」を担当しています。
妊娠された方やこれから妊娠をめざされる方が、普段飲んでいるお薬をどうしたらいいか、あるいは妊娠したあとお薬を飲む場合に気をつけることはあるのか。

そのような相談をお受けしています。

それにはその薬に関する情報が欠かせません。

それもただ添付文書に書いてある内容だけでは不十分なことも多く、さまざまな情報を利用して慎重に判断をしていかなければなりません。

このフォーラムではそういった少ないお薬の情報をどのように集めて活用するかについて勉強できる数少ない機会です。

今回の講演で印象的だったのは、

最近の調査では、妊娠中の薬の影響だけにとどまらず、生まれた赤ちゃんが成長して大きくなるまでの影響まで調査されているデータが集まりつつあることです。

これはとても大切なことだと感じました。

ただ、その影響が本当に薬によるものかの判断は難しく、慎重にしていかなければいけないとも感じました。

もうひとつは、医薬品の添付文書の改訂についてです。

これについても大変重要なことだと思います。

次回は添付文書の妊婦さんへの使用状の注意に関する改訂についてお話ししたいと思います。

 

下記のリンクもご参照ください。

薬剤師より「妊娠とお薬外来」について その1

薬剤師より「妊娠とお薬外来」について その2

 

(文責: [生殖医療薬剤部門] 山本 健児 [理事長] 塩谷 雅英)