はなぶさ ブログ

10月のおはな

出生前診断、OSCAR検査始めました。 OSCAR検査結果の精度はどれくらい?

前回まで、OSCAR検査がどんな検査で、従来のクワトロテストと何が違うのかというお話をしてきました。

(前回までの記事は下方のリンクよりお読みいただけます)

今回はOSCAR検査の精度と出生前診断の中での位置づけについてお話いたします。

 

まずは精度につきまして、

報告により多少差がありますが、21trisomyに関しては検出率が85%程度で、さらに当院でも実施しておりますFMF初期胎児ドックと組わせることで95%にまで上げられるといわれており、

OSCAR採血を検討される方には同時に胎児ドックも受けられることをおすすめします。

陽性的中率 (簡単に言いますと陽性と判例された場合、確定検査でも陽性となる割合です) は5~15%、

陰性的中率は99.8%前後と言われております。

つまり、陰性であった場合はほぼ大丈夫!(確定検査ではありません。)

ただし、陽性であっても偽陽性の可能性が高いので、追加の検査を行うかしっかり相談しましょうということになります。

 

 

非確定検査の中では、NIPTが最も精度が高いですが、認定施設では実施対象に制限があることと、費用も高額となりますので、

このOSCARは出生前検査のfirst stepとしてかなり有用なものとなることを期待しております。

 

最後に…

NIPTやOSCARがあくまで13、18、21trisomyという胎児の染色体異常を検出するための検査であることと違い、

以前このブログでもお話しました胎児ドックは染色体異常だけでない赤ちゃんの全般的なスクリーニングを実施しております。

 

赤ちゃんの先天的異常のうち染色体異常に起因する異常は25%程度と言われており、実は染色体異常以外の原因で起こることの方が圧倒的に多いのです。

もちろんそれが初期にわかるもの、初期にはわからず発育とともに出現するもの、色々ありますが、まずは初期胎児ドックで赤ちゃんの発育を一緒に見守っていけるようお待ちしております☆

 

以前の記事もご参照ください。

出生前診断、OSCAR検査始めました。 OSCAR検査ってどんな検査?

出生前診断、OSCAR検査始めました。 クワトロテストと何が違う?

胎児超音波ドックが開設されました!

 

(文責:[医師部門] 林 奈央 [理事長] 塩谷 雅英)