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5月のおはな

着床障害を改善?子宮内膜スクラッチ法について④ 海外論文の解析結果から~出産率は

子宮内膜スクラッチ法についてお話をしていますが、前回までは子宮内スクラッチ法の原理や、当院での研究論文について紹介してきました。

(その内容については下方のリンクよりお読みいただけます)

 

今回からは、世界のスクラッチ法の研究をまとめたレビュー論文が発表されましたのでご紹介したいと思います。
Endometrial scratch injury for women with one or more previous failed embryo transfers: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials

(移植不成功例における子宮内膜スクラッチ法:システマティックレビューおよびランダム化試験のメタ解析)
これはイタリアのVitagliano氏らが最近Fertility and Sterility誌に発表した論文になります。
この研究では、胚移植が1回以上不成功に終わった方を対象として子宮内膜スクラッチを行った群と行わなかった群の妊娠率、出産率などを調べています。

 

 

さっそく結果を見てみましょう。

まずは出産率をエンドポイントとしてスクラッチあり群となし群で比較しています。

 

 

これを見ると多くの報告でスクラッチを行った群の方が出産率が高くなっています。

トータルでみるとスクラッチ群の方が1.38倍出産率が高くなっています。

 

95%信頼区間は1.05-1.80ですから、統計学的に有意な差であると考えられます。

 

 

では、実際に行ったスクラッチの方法によって結果に違いがあるのでしょうか。

 

次回はそのあたりを見てみたいと思います。

 

 

関連する以前の記事もご参照ください

着床障害を改善?子宮内膜スクラッチ法について① 子宮内膜スクラッチ法とは

着床障害を改善?子宮内膜スクラッチ法について② 妊娠率はよくなるか

着床障害を改善?子宮内膜スクラッチ法について③ スクラッチで採取された内膜は

 

ハナブロテーマ 「子宮内環境」

 

(文責:医師部門 江夏 徳寿、理事長 塩谷 雅英)

 

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