はなぶさ ブログ

5月のおはな

不育症の原因と治療について① 内分泌の異常

流産や不育症の原因を特定することは大変難しいことではありますが、不育症の検査で異常が判明した場合の原因とその治療法についてご紹介していきたいと思います。

まず1回目の今回は内分泌代謝異常についてお話しましょう。
内分泌代謝異常には次のようなものがあります。

高プロラクチン血症 (潜在性も含む)
不妊の原因としても知られ、妊娠維持に関与しています。
治療:カベルゴリンなどのプロラクチンの分泌を抑える薬を使用します。

甲状腺機能異常
甲状腺機能異常の方に初期流産が多いことが知られています。
治療:検査で甲状腺機能異常が疑われる場合は、適切な治療を受けていただける専門の病院等にご紹介させていただきます。

黄体機能不全
妊娠継続を維持する黄体ホルモンの不足が考えられます。
治療:排卵後にホルモン剤による黄体補充を行います。

糖尿病
空腹時血糖値を測定します。高血糖は流産を招き、胎児奇形を引き起こす可能性もあります。
治療:ニュートリションサポートセンターで食事療法を行ったり、必要に応じて適切な治療を受けていただける専門の病院等にご紹介させていただきます。

血液検査でこれらの病態が見られた場合は、治療を行っていくことになります。

次回は子宮の要因や感染症についてお話します。
 

以前の記事もご参照ください

「不育症・着床不全外来」のご紹介

不育症 繰り返し起こってしまう流産について

不育症の原因と治療について② 子宮や感染症が要因となることも

不育症の原因と治療について③ 血液の固まりやすさも要因となります

 

文責:[不妊コーディネーター部門] 山本 健児  [理事長]  塩谷 雅英

 

アメンバー募集中です。アメンバーの申請はこちらから。

メッセージはこちらからお送りいただけます。ご質問等もお待ちしております。