はなぶさ ブログ

10月のおはな

『ハナブロQ&A』 (凍結胚が残っていますが、二人目の治療はタイミングや人工授精もできますか?)

ご質問
いつもこちらで勉強させて頂いております。
現在32歳です。貴院にて1人目は28歳の時にAIH(人工授精)で妊娠し経膣分娩、
2人目は31歳で2度の採卵、3回の胚盤胞移植にて妊娠に至り、妊娠後期に重症HDPのため帝王切開で出産しました。

その時の初期胚2つ(グレード2)、胚盤胞2つ(3BB.3BB)を凍結しており、3人目も考えています。

2人目が1歳になる頃からタイミングを取ろうかと考えており、半年程度で自然妊娠に至らなければ、また受診しようと思っています。

そこで質問なのですが、
前回の妊娠が体外受精の場合、AIHからのスタートではなくすぐに移植となるのでしょうか?

経済的なこともふまえて、1人目がFT後のAIHで妊娠したため、しばらくはAIHを試したいと考えています。

また、前回子宮内膜炎で抗生剤を飲んでいたのですが、子宮鏡検査の時に疑わしき所見があった場合、その場で同時に子宮内膜炎の検査をしていただく事は可能ですか?

ご回答よろしくお願いします。

 

 

 

 

お答え

 

いつもハナブロをお読みいただきありがとうございます。

ご質問ありがとうございます。
凍結胚があるからといって、移植から始めなくてはならないということはありません。

AIHからという選択も可能ですよ。

その場合、前回のFTからかなり時間が経っていると思いますので、まずは卵管造影検査を受けることをお勧めします。
その結果卵管狭窄が疑わしい状況ならFTを受けられて、その上でAIHをするという方向で良いかと思います。

子宮鏡検査後に同日生検することは可能ですが、その場では行いません。
同日生検のときは、まず子宮鏡検査を2階で行い、その後7階での診察でご相談の後に生検するという流れになります。
子宮鏡検査を行った直後(内診台を降りる前)ですと、子宮内が水で満たされているので、十分に内膜が採取できない恐れがあります。

もしご遠方などで同日生検を希望される場合はその旨担当医にお伝え頂ければスムーズかと思います。

以前の記事もご参照ください。

不妊症の一般的な検査 ⑥子宮卵管造影 レントゲン撮影でたくさんのことがわかります

 

卵管因子の不妊治療 自然妊娠につなげるFT(卵管鏡下卵管形成術)について

卵管因子の不妊治療 外来でOK、保険が適用されるFT法に注目

 

習慣性流産や着床不全の要因となる慢性子宮内膜炎について

慢性子宮内膜炎_これからの検査方法!?

慢性子宮内膜炎_診断方法について

『ハナブロQ&A』 (子宮鏡検査は必ず受けた方がよい?)

 

 

 

文責:[医師部門] 江夏 国宏  [理事長] 塩谷 雅英

 

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