はなぶさ ブログ

10月のおはな

『ハナブロQ&A』 38歳、両卵管閉塞と診断されました。FTか体外受精か迷っています。

ご質問

 

はじめまして。

先日、卵管造影検査で両閉塞という結果のため、手術か体外受精かの選択を迷っています。

年齢的に(38才)手術適応がギリギリラインだと思います。

 

体外受精となった場合、時間的な拘束がどの程度あるのか気になってます。

何を基準に選ぶべきなんでしょうか?

 

お答え頂けると嬉しいです。

 

 

 

 

 

お答え

 

いつもハナブロをお読みいただきありがとうございます。

ご質問ありがとうございます。

卵管鏡手術(以下FT)を選択するのか、体外受精を選択するのか、迷われているのですね。
非常に重要で、難しい問題です。

FTを選択するということは、卵管を介した妊娠、つまり自然妊娠か人工授精での妊娠を目指すということです。
ですので、「卵管因子が改善されたとしてどれくらい妊娠が見込めるのか」を考えなくてはなりません。
(例えば、高度の乏精子症で顕微授精が必須というような状況なら、FTの意義は非常に小さく、徒らに時間を消費することになります。)

あとはやはり卵巣機能でしょうね。
質問者様の卵巣機能がどれくらいなのか分かりませんが、標準的な38歳の卵巣機能であれば自然妊娠は十分可能ですので、FTは有力な選択肢だと思います。

ただ、もし第2子の希望が強いならば、体外受精を選択された方が良いかもしれません。
仮にFTを行い、自然妊娠あるいは人工授精で妊娠できたとして、第2子の妊娠はそこから早くて1年後です。
そこでまたすんなりと妊娠できるかどうかは、やはり卵巣機能によりますので明確に返答はできませんが、
「絶対に2人欲しい!」とお考えなら、体外受精をお勧めします。

体外受精を選択した場合、どの程度の時間的拘束があるのかについては、クリニックによります。
どういった刺激方法を選択するのか、注射は自己注射なのか、毎日通院が必要なのか、など、クリニックによって異なるからです。
当院であれば、採卵までに必要な通院回数は3回前後です。
大まかな流れについては動画にまとめてありますので、
https://www.youtube.com/watch?v=sWcr_7T8KGU
を御覧ください。

以前の記事もご参照ください。

卵管因子の不妊治療 自然妊娠につなげるFT(卵管鏡下卵管形成術)について
卵管因子の不妊治療 卵管因子の不妊治療 外来でOK、保険が適用されるFT法に注目

 

 

文責:[生殖医療薬剤部門] 山本 健児  [医師部門] 江夏 国宏

 

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