はなぶさ ブログ

7月のおはな

体外受精オンラインセミナー 当日時間内にお答えできなかったご質問にお答えします

12月5土曜日に開催しました体外受精オンラインセミナーには多くのみなさまにご参加いただきありがとうございましたキラキラ

 

また、セミナーの後半にはたくさんのご質問をいただきましたが、時間の関係ですべてにお答えできず申し訳ございませんでした。

 

そこで、お答えできなかったご質問について、今回はブログでお答えさせていただきたいと思います。

 

 

 

 

Q.採卵を何度もすることで後々起こりやすくなるような副作用はありますか?
卵巣ガンのリスクなど・・・。

A.体外受精を行うと卵巣がんになりやすいって本当?かというご質問にお答えいたします。
体外受精に排卵誘発で生理的でない多くの排卵誘発を起こすことで卵巣内に異常分裂も誘発されてがん発生も後日十年後などにおこるのではと危惧されてのご質問と思います。

体外受精によって卵巣がんの発症リスクが変わることは少ないとされています。

卵巣がんを引き起こす原因には複数のものがあり、卵巣がんはそれらが複雑に絡みあうことで引き起こされます。過去にアメリカでそれに関して発表されたことがあります。一時話題となったのですが、その後の調べで結果的には卵巣がんが増加することはないとされました。そのため、あまり気にする必要はないと言えるでしょう。

Q. 予算の問題であまり回数をできないので、最初からできることはやって万全の状態で挑みたいのですが、着床前診断は流産経験などある方しかできないでしょうか?

A. 原則として、日本産科婦人科学会の適応基準に従って治療をおこないます。二回以上の良好胚移植を移植しても妊娠に至らない場合、流産を2回以上していて不育検査で異常がない方、ご夫婦のいずれかに均衡型転座のないかたとなります。

Q. 男女で年齢差があるカップルの場合に、妊娠に関して、男性の年代で精子に影響は大きくないですか?50代や60代前半の場合はでうでしょうか。

A. 精子は、思春期以降、高齢になっても毎日新しくつくられているため老化はしないと思われているかもしれませんが、実は精子も加齢とともに徐々に機能が低下します。

精巣の大きさも少しずつ小さくなり、男性ホルモンをつくる力も緩やかに弱くなっていきます。

精子の機能が低下していると体外受精などによる受精率や妊娠率が低下する可能性があります。
また、男性も35歳を過ぎると不妊治療による出生率が下がるという報告もあります。最近では、男性の加齢によって自然流産のリスクが上がるという症例研究も比較的多数報告されています。

個人差はあると思いますので、女性の年齢の体外受精成績への影響に比べると男性の年齢による影響は少ないと思います。

Q. 2人目のことを考えた凍結保存について、保存時の年齢の状態で保存できるとありましたが、2年後に融解して妊娠するときには2歳をとっているので、凍結せずに妊娠するときに比べて負担は大きくなりますか?

A. 胚の妊娠率は2年前と同じです。子宮が安定していれば、着実に妊娠されると思います。

妊娠の体に対する負担は、二年経過していますのでやや負担になると思います。

Q. 体外受精と顕微授精のどちらかを選ぶか、何か重要な判断基準はありますか?

A. 当院では、今までの治療成績により、精子所見によるいくつかの項目を用いて、精子の受精能力を数値化していましてその結果にそって、値が高い場合には体外受精、低い場合には顕微授精をおこなっています。また中間の場合には、split(得られた卵を体外受精と顕微授精に分けて行う方法)を選択しています。また、その選別は採卵当日の精子所見にもよりますのでご了承ください。

Q. AMHの数値が低く、体外受精を検討していますが、どの方法を選択すれば良いでしょうか?
A. 低い程度によりますが、基本的には治療周期の月経時の胞状卵胞数によります。

低めであっても多く見える周期には一般誘発法(注射を多くする方法)を行います。外来で先生にお聞きしていただければ幸いです。
 

 

次回の体外受精オンラインセミナーは1月10日日曜日に開催いたします。

さらに詳しくお聞きになりたい方は、ぜひご参加ください!

 

 

文責:[院長] 苔口 昭次  [不妊コーディネーター部門] 山本 健児

 

 

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