英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

研究開発・学会発表

診療・治療

第80回 兵庫県産科婦人科学会

  • ART治療開始から妊娠にいたるまでの期間の検討 ―ARTによる妊娠1354例の解析―
  • 平成18年7月2日 社団法人兵庫県医師会館(神戸市)
  • 第80回 兵庫県産科婦人科学会
  • 古橋 孝祐、後藤 栄、橋本 洋美、泉 陽子、吉村 由香理、笠原 優子、江口 素子、小森 江利子、田中 里美、藤澤 弘子、水田 真平、渡部 純江、松永 雅美、姫野 清子、棚田 省三、苔口 昭次、塩谷 雅英 
    英(はなぶさ)ウィメンズクリニック

【発表の概要】

【目的】 ART による治療を受けている患者は様々な不安を持っているものと考えられる。特に、どれくらいの期間、あるいは何回治療を行えば妊娠に至ることができるのかわからない事による不安は小さく無い。そこで、当院にてARTによる治療を受けた患者において、初回ART実施後妊娠に至るまでに要した期間を検討した。

【方法】 2000年3月~2005年12月に胚移植を実施した2289症例を対象とした。

【成績】 検討期間内に40歳未満では1934症例のうち1262症例(65.3%)、40歳以上では355症例のうち92症例(26.0%)が妊娠した。妊娠例 1354例の検討では、治療開始後妊娠に至るまでの期間は、1年以内 76.7%(1038/1354)、2年以内95.5%(1293/1354)、3年以内で98.5%(1334/1354)であった。

【結論】ART治療による妊娠の多く(98.5%)は治療開始後3年以内に成立していたことから、ARTによる治療期間として、3年間が一つの目安となることが示唆された。

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