英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

漢方・ヨガ・アロマの部屋

はなぶさコラムス

不妊体質の改善の方法の中でも漢方・ヨガ・アロマについて取り上げていくコラムです。 体質改善ページの詳細はこちら

第21回 アロマセラピーで風邪予防!(2006年11月)

秋風の爽やかな過ごしやすい日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。雲ひとつない秋空を見ると、私は決まってペパーミントなどの爽快感のある香りを嗅ぎたくなってしまいます。突き抜けるような高い空を、ペパーミントの鼻に抜ける香りで更に感じたくなるのかもしれませんね。

さてこれからの季節、気温が下がり空気も乾燥してくると、風邪をひきやすくなってきます。みなさんは、さあこれから治療だ!というときに、風邪を引いて体 調を崩し、スケジュールを延期なさった経験はありませんか?せっかくの治療スケジュールが、風邪のせいで見送りになってしまうのは悔しいもの。今日は精油 を用いた風邪予防のお話をしていきましょう。

風邪予防にはまず、感染経路を断つことが必要です。風邪はみなさんもご存知のとおり、空気感染します。風邪の原因菌は風邪をひいている人の咳やくしゃみで 飛び散って、他の人の鼻や口から体内に侵入します。これを飛沫(とまつ)感染といいますが、この経路を断つには、うがいと手洗いが基本です。風邪予防には うがいが効果的、と2003年に京都大学の川村教授のグループが実証しています。2ヶ月間の実験で、15秒間に2回おこなううがいで1日3回うがいをした 人たちと、何もしなかった人たちを比べると、風邪の発症が何もしなかった人たちと比べて4割も減ったそうです。

うがいの時におすすめなのがティートリーの精油です。コップ一杯のお水にティートリーの精油を1滴垂らしよく混ぜてうがいをしてください。ティートリーは 殺菌作用、抗菌作用、抗ウィルス作用に大変優れた精油です。口内炎や歯周病の炎症にも作用を発揮しますので、風邪予防と口腔内を清潔に保つためにもぜひお 使い下さい。

うがいや手洗いの他、お部屋の空気を換気することや殺菌しておくことも大切です。寒い季節になるとどうしても換気が怠りがちになりますが、1時間に1回、 5分程度を目安に換気をするように心掛けましょう。お部屋の空気を清潔に保つためには、アロマランプで精油を焚いておくのも効果的です。レモン、オレン ジ、グレープフルーツなどの柑橘系精油は空気殺菌を得意とする精油です。リビングなど人の集まるお部屋に普段から焚いておくと空気も洗浄でき、風邪予防に つながります。

間もなく寒い季節の到来ですが、日々の体調管理のためにもぜひ精油を使ってみて下さいね。

ナチュラルフローラ アロマセラピスト
AHCP認定クリニカルアロマセラピスト
清水 佐和子

 

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