英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

漢方・ヨガ・アロマの部屋

はなぶさコラムス

不妊体質の改善の方法の中でも漢方・ヨガ・アロマについて取り上げていくコラムです。 体質改善ページの詳細はこちら

第38回 「穏やかな作用と香りを持つマンダリン」(2008年4月)

ぽかぽか陽気の日が多くなり、外にでるのが楽しい季節になりましたね。寒い冬もそろそろ終わり、春がやってきています。春といえば・・・「桜」と思ってしまう単純な私ですが、みなさんは毎年お花見に行かれますか?私の中では、1年の決まった行事のようにお花見が組み込まれています。たぶん、季節を感じに 行っているのでしょうね。みなさんはどうですか?春を感じるものはありますか?春を感じに、お弁当を持ってお出かけするのもいいですね。今回、はじめて香りのコラムを担当させていただくことになったセラピストの高倉です。わかりやすく、たのしいコラムをお届けできるようにしたいと思います。よろしくお願い します。

今回は「マンダリン」のお話をしたいと思います。マンダリンの甘い実は、食用や香料として使われているのでご存知の方も多いですよね。そのマンダリンか らもアロマセラピーで使用する精油が抽出されるんです。マンダリンの香りの特徴は、フルーティーで甘みのある、やや落ち着いたオレンジのようなデリケート な香りです。ところでみなさん、マンダリンの語源はご存知ですか? 元々、中国の高級官僚を指す言葉だった「満大人(まんだーれん)」だそうです。清朝時代、満州族の役人のことを「満大人」と呼び、後にその役人たちに献上 されていた果物のことを「マンダリン」と呼ぶようになったということです。そんな語源が!中国!と私はちょっと意外でした。私の勝手なイメージですが、 ヨーロッパあたりを想像していました。みなさんは、どうでしたか?

植物の特徴は樹高約6m程度にまで育つミカン科の常緑樹で、光沢のある葉と香りのよい白い花を咲かせ、オレンジに似た小さな果実をたくさん実らせます。 マンダリンの原産国は中国、生産国はイタリア、スペイン、ブラジルです。学名はCitrus reticulata で、マンダリンの精油は果皮から圧搾法で抽出されます。主成分としては、消化促進・腸の蠕動運動を促進・鎮静作用があるdリモネン、dリモネンより鎮静作 用が高い?リモネン、鎮痛・抹消の血流促進・気持ちをリラックスさせる作用を持つαピネン、鎮痛作用があるミルセンです。フランスでは、マンダリンを「子 供のくすり」「子供の精油」とも呼ぶそうです。この精油の作用が穏やかであることから、使用する際の濃度を低くして子供やお年寄りのケアにもよく使われて います。また妊娠中に使える精油の一つでもあります。

マンダリンのやわらかく、やさしい穏やかな香りは緊張をほぐし、明るい気分にしてくれます。また鎮静作用・不眠改善効果もあるので、夜の香り、寝室の香りとしてルームスプレーなど作ってみるのもおすすめです!体への作用は、食欲を増進し消化器系を強化させ、便秘を改善させる作用があります。やさしい香り でフェイシャルケアや肌へのケアによく使われ、皮膚をやわらかく、なめらかに整えてくれます。また妊娠線を防止する精油としても有名です。ネロリ、ラベン ダーとブレンドしてやさしくおなかをなでるようにマッサージしてみてください。

先日インターネットをしていると、マンダリンの香りを「春の陽だまりのようなやさしい香り」と表現されているのを見ました。確かにピッタリの表現だな~ と感じました。今回紹介させていただいたのも偶然にも4月。春にピッタリのマンダリンを試してみてくださいね。詳しい精油・ブレンド・使用方法などは、 4Fのナチュラルフローラへ。何でもご相談くださいね。お待ちしています。

アロマケアルーム「ナチュラルフローラ」
AHCP認定プロフェッショナルアロマセラピスト
高倉 里紗

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