英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

理事長コラム

はなぶさコラムス

当院理事長 塩谷雅英が毎日の診療の中、見えてきたこと、皆様に是非お伝えしたいことなどをつづったコラムです。

第41回 あなたの卵巣は何歳?(2009年9月)

最近、不妊治療にたずさわる産婦人科医は、女性の卵巣年令に注目しています。若い方でも卵巣年令は進んでいたり、またはその反対の方もあるからです。卵巣年令が若いと妊娠する力が強いということになりますし、反対に、卵巣年令が38歳以上になりますとその後は妊娠する力が低下することになります。したがいまして、卵巣年令に応じて治療方針やお薬の内容が変わることになります。

では卵巣年令はどのようにして測るのでしょうか?近年、血液中の抗ミュラー管ホルモン(AMH)を測ることで卵巣年令を知ることができるようになりました。検査は採血だけでとても簡単です。健康保険が使えないため自費の検査となりますが、とても大切な検査ですので、不妊でお悩みのかたは是非調べていただきたいと思います。このAMHは卵巣のなかにある未熟な卵胞から分泌されています。卵巣の中に、将来排卵され妊娠する可能性のある卵子を含んだ卵胞が沢山あると血液中のAMHが高くなり、卵胞が残り少なくなるとAMHが低くなります。基本的にこのAMHの値は年令とともに低下し、卵巣の中の卵が残り少なくなると検出出来なくなります。しかし、実際の年令と卵巣年令のあいだにはずれが生じていることがありますので、これから赤ちゃんを望んでいる方は、一度血液検査でAMHを調べ、御自分の卵巣年令を知っておくと良いと思います。そして卵巣年令が実際の年令よりも進んでいる場合には、早めの妊娠、出産を考えた方が良いでしょう。

院長 塩谷雅英

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