英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

理事長コラム

はなぶさコラムス

当院理事長 塩谷雅英が毎日の診療の中、見えてきたこと、皆様に是非お伝えしたいことなどをつづったコラムです。

第58回 低エネルギーレーザー治療について(2011年4月)

今回は不妊治療として最近注目されている低エネルギーレーザー治療についてお話します。出力、周波数とも低レベルの内科的レーザーには、血液の流れを改善し、体を温める作用があります。近年このレーザー治療が不妊治療にも効果があることが明らかとなってきております。レーザーの不妊治療に対する効果として報告されていることは、子宮や卵巣の血流が増える、その結果、子宮内膜が厚くなり着床しやすくなること、未成熟卵が成熟卵となりやすくなること、採卵の数が増えること、などです。また、ホルモンのアンバランスが改善され生理不順が改善する方もあります。当院では昨年よりこのレーザー治療を取り入れております。その結果、生理不順が治った方や、体外受精でなかなか成功しなかった方に良い結果を得られる方があるなど、効果が出始めています。低エネルギーレーザー治療には熱さや痛みなどの苦痛を感じる事はありません。子宮内膜が薄くて困っている方や、良い受精卵ができずに治療の成果が得られていない方には是非お勧めいたいします。

院長 塩谷雅英

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