不妊治療の知識

8月のおはな

排卵の仕組み-2

卵子の数

女性の卵巣の中には、ピーク時で約800万個の卵子がつまっています。これらの卵子は、卵巣の中で冬眠していて、生涯を通じて少しずつ冬眠から目覚め、成長を開始します。
卵子の数は、女性の出生時には200万個に減り、その後も加齢と共に徐々に減っていき、思春期になる頃には50万個くらいにまで減ります。通常は50歳代で卵子は枯渇し、閉経を迎えます。
精子が男性の精巣(睾丸)の中で絶えず新しく作り出されるのとは対称的に、卵子は生まれ持ってきたものが減り続けるのです。
下記図に、女性の卵子の数の年齢による変化を、グラフに示しました。
あなたの卵巣には、どれくらいの数の卵子が残っているでしょうか。

妊娠可能な期間

基礎体温表で見ると、月経が始まると同時に、体温が下がり低温相に入ります。そして排卵すると、卵子を押し出した後の卵胞(黄体)から分泌されるプロゲステロンの作用で、体温が上昇し、高温相に入ります。
この低温相から高温相に変わる時期に排卵が起こるわけですから、その頃が一番妊娠しやすい時期と言えます。
しかし精子は射精後約3~7日間受精能を保ち、卵子は排卵後、約24時間受精能を保ちますから、排卵の7日前から排卵後1日位の期間が、妊娠可能な期間と言えます。排卵の時期は個人差がありますので余裕を見たほうがよいでしょう。

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