英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

漢方・ヨガ・アロマの部屋

はなぶさコラムス

不妊体質の改善の方法の中でも漢方・ヨガ・アロマについて取り上げていくコラムです。 体質改善ページの詳細はこちら

第14回 ハンガリアウォーター(2006年4月)

『アンチエイジング』、それは女性にとっての永遠の願いですよね。

香りの歴史の中には"若返りの水"として有名なハンガリアウォーターというものがあり、レシピが残っているものでは世界最古の香水と言われています。今回は老王妃を救った奇跡の水として現代に伝えられるハンガリアウォーターのお話をしていきたいと思います。

14世紀、ハンガリー王妃エリザベートⅠ世は王である夫を失くした後、国のために尽くし多くの国民から支持を得ていましたが、70歳を超えて日増しに容貌 が衰えるのを感じ、また体を動かすたびに関節が痛むことに苦しんでいました。そんな王妃のためにフィレンツェの修道尼マリア・クレメンティネによって献上 されたのがハンガリアウォーターで、当時の教会に保管されていたローマ時代からの貴重な文献を活用し、研究の末に作られたものだったようです。王妃はその 香りが気に入り、毎日の入浴や洗顔、化粧水として使ったところ、関節の痛みが治り、若さと美貌を取り戻していったのだそうです。それはポーランドの若き国 王が王妃にひと目惚れしてプロポーズしてしまうほどの若返りだったのです!なんと王は20歳代で、王妃は70歳過ぎだったといいますから、驚きですね。た だ「王妃は若返っても50歳代であったが、国王も老けていて50歳代の容貌だった」なんて説もあるようですが、若返りの水ハンガリアウォーターがどのよう なものだったのか?は、やっぱり気になりますよね。

王妃の肉筆書簡によるハンガリアウォーターのレシピはウィーンの王立図書館に保管されているそうですが、現代に至るまでハーブや精油を用いたレシピが多数伝 えられています。そしてどのレシピにも必ず入っているのが若返りのハーブ"ローズマリー"なのです。ローズマリーがもつ新陳代謝を高め、血行を促進する働きを考えると、王妃の若さと美貌が取り戻せたという話も納得できます。またローズマリーをアルコール抽出した時のみ溶出するウルソール酸という成分には、 出来てしまったシワをとる効果があるのだそうですよ!ちょっと作ってみたくなりますよね!?

ハンガリアウォーターの香りは爽やかで春にピッタリです。精油をブレンドすることで香りだけを楽しむこともできますので、手作り香水にもおススメなんですよ!作り方などはナチュラルフローラまでお気軽にお問い合わせくださいね。

*執筆*
アロマケアルーム「ナチュラルフローラ」
AHCP認定プロフェッショナルアロマセラピスト
板野 泉

 

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