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はなぶさコラムス

不妊体質の改善の方法の中でも漢方・ヨガ・アロマについて取り上げていくコラムです。 体質改善ページの詳細はこちら

第15回 精油の保存方法と保存期間について(2006年5月)

精油を購入した後、「これはどれくらいもつのかしら?」と疑問を持ったことはありませんか?開封してから数ヶ月経った香りを嗅いで、「ん?何だか香りがおかしいわ」と感じたことはありませんか?今日は精油の保存の仕方と消費期限についてお話ししていきます。

精油はとてもデリケートな物質です。変性しやすく、揮発性です。光や熱に反応して酸化が進みます。それらを防ぐために保管には気をつけなければなりません。では、どのように保管すればよいのか説明していきましょう。

* 遮光瓶で保存しましょう。(第12回のバックナンバーもご参照ください。)
* 容器のふたはきちんと閉め、密封しておきましょう。
* 直射日光が当たる場所や高温多湿になる場所は避け、温度や湿度が一定の冷暗所で保管しましょう。とくに高温多湿になる夏場は、冷蔵庫に保管すると品質の変 性、劣化が防げます。冷蔵庫では野菜室がおすすめです。他の食品ににおいが移らないように、私はタッパーを2重にして保管しています。

精油にも消費期限があります。開封した精油が純粋な状態を保てる期間には限度があります。ほとんどの精油は保管状態に気をつけておけば、1年ほど持ちます が、オレンジやグレープフルーツなどの柑橘系精油は酸化しやすい成分を多く含むため、3ヶ月~6ヶ月しか持ちません。サンダルウッドなどの樹脂系精油で3 年までが限度です。精油を購入する際は、製造年月日もチェックし、期間内で使い切るようにしましょう。期限を過ぎたものは使わないようにして下さい。安価 になっていたから、などの理由で大量に購入したのもの、期限内に使い切れず、却って高くついてしまった、ということもあります。精油を購入する場合は、速 やかに使い切れる量にしましょう。いつ開封したかわかるように瓶にメモをしておくのもおすすめです。

しかし、ワインのように年月が経つほどよい香りになる精油もあります。サンダルウッド、フランキンセンス、パチュリなどですが、これらも開封後は酸化しますので、保存期間には気をつけてください。

また、マッサージ用などにオイルをブレンドする場合は、できるだけ1回ごとに少量作るようにします。作りおきする場合も、3週間程度で使い切るようにして下 さい。精油をブレンドするキャリアオイル(ホホバオイル・スイートアーモンドオイルなど)も、熱や光によって劣化しやすいので、精油と同じく、開封後は冷 暗所に保管し、6ヶ月~1年以内に使い切るようにしましょう。

ナチュラルフローラでは精油をワインセラーでしっかり保管しています。有機農法で栽培された100%ピュアな精油を使って行うアロマセラピーマッサージもぜひお試しになってくださいね。

*執筆*
アロマケアルーム「ナチュラルフローラ」
AHCP認定プロフェッショナルアロマセラピスト
清水 佐和子

 

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