英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

理事長コラム

はなぶさコラムス

当院理事長 塩谷雅英が毎日の診療の中、見えてきたこと、皆様に是非お伝えしたいことなどをつづったコラムです。

第24回 妊娠を助ける黄体ホルモンのお話 (2007年1月)

今回は妊娠を助ける黄体ホルモンのお話をします。
子 宮は受精卵を宿すために2種類のホルモンの働きを受けて準備をします。卵胞ホルモンと黄体ホルモンです。これらのホルモンがタイミング良く、しかも充分に 子宮に作用して始めて妊娠を期待できるのです。ホルモンが不足しますと、不妊症や流産を招くこととになります。特に体外受精治療の際には、不足しがちになりますのでホルモンをしっかりと補充することが大切になります。できれば胎児へ安心な天然型の黄体ホルモンを補充したいところです。天然型の黄体ホルモン には筋肉注射と膣座薬の2種類があります。膣座薬はご自宅で使用できますし、筋肉注射のように痛みを伴いませんので皆様にお勧めしたいお薬です。当院では ウトロゲスタン膣座薬というお薬をスイスから輸入し使用しております。このウトロゲスタンは天然型の黄体ホルモンであることから世界中に普及しており、安 全性と効果が確認されたとても良いお薬です。ウトロゲスタンは不妊に悩む皆様にとりまして、筋肉注射の痛みを軽減できる心強い味方といえるでしょう。

執筆:院長 塩谷 雅英

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