英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

理事長コラム

はなぶさコラムス

当院理事長 塩谷雅英が毎日の診療の中、見えてきたこと、皆様に是非お伝えしたいことなどをつづったコラムです。

第65回 不妊症とは?(2012年2月)

結婚して避妊しなかった場合、最初の1年で8割、そして2年が経過しますと9割のご夫婦が赤ちゃんを授かっています。1年以上たっているのに妊娠の兆候が無い場合には不妊症の可能性があります。また、女性は年齢とともに妊娠力が低下しますので、35歳を過ぎたら早めに専門のクリニックを受診しましょう。不妊の原因は、卵管の問題、精子の問題、排卵の問題、子宮の問題などです。治療の原則は、まず原因を調べ、原因に応じた治療を行うことですので、まずは、検査から始めます。検査は女性の月経周期に合わせて行いますので、一通り終えるのに1〜2カ月、通院回数は全部で4回位です。検査そのものに治療効果を期待できるものもありますので、検査の後にすぐに妊娠できることもあります。原因がわかったら治療方針を定め、根気よく治療に取り組みましょう。排卵は月に1回、妊娠のチャンスも月に1回ですので、通院してから妊娠まで早くても6カ月以上かかる事が多いでしょう。

執筆:院長 塩谷雅英

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