研究開発・学会発表

10月のおはな

第13回 日本生殖心理学会学術集会

学会名

第13回 日本生殖心理学会学術集会

日・場所

2016年2月21日(日)  虎ノ門ヒルズフォーラム 4F

タイトル

妊娠するために効果のあることは何か?

~妊娠成立に至った不妊治療患者へのアンケートを通して~

発表者名

藤井美喜、オンビルギン操、岸野志津子、苔口昭次、塩谷雅英

英ウィメンズクリニック

 妊娠された不妊治療患者が治療以外に日常生活上どのような点に効果があり妊娠に至ったのかを知るために、アンケートを実施した。妊娠判定に陽性がみられた不妊治療患者を対象に無記名でアンケートを配布し、276名より回答を得た。平均年齢は35.6歳、平均不妊治療期間は2.1年、妊娠に至った不妊治療はART192名、一般不妊治療84名であった。不妊体質改善のために実施した10項目のうち多かったのが「サプリメント使用」「お茶の選択」であり、不妊治療期間3年目以上になると実施数が増えていた。「ハーバード大学調査に基づく妊娠しやすい7原則の食生活」のうち、多く実施されていたのは「玄米や五穀米など精製度の低い穀類の選択し、精製した炭水化物を減らす」「葉酸・鉄分をとっていた」であり、平均的なBMIの人の方が実施項目が多かった。自由記載の内容より、効果があって妊娠したと考える項目で多かったのが、「体を温める」「生活習慣を整える」「子授かり祈願」「ストレスを避ける、笑い」などであった。不妊治療期間の長い方が不妊体質改善のための実施数が増えることから、効果的な方法を早く助言できるようにしたい。また妊娠しやすい食生活を多く実施している方がBMIをより正常に保てることから食生活へのサポートをしていきたい。さらに、生活習慣以外にも祈願やストレス緩和など心理的安定をはかることも重要であると感じた。