英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

研究開発・学会発表

診療・治療

日本生殖医療心理カウンセリング学会 第11回学術集会

  • 卵子提供に関して不妊治療患者の意識から医療者に対する支援のあり方について考える
  • 平成26年2月23日(日) 都市センターホテル3階「コスモス」(東京都)
  • 日本生殖医療心理カウンセリング学会 第11回学術集会
  • 藤井美喜、飯田志乃、水澤友利、苔口昭次、塩谷雅英


    英ウィメンズクリニック

今日、晩婚化・晩産化に伴い、加齢による卵子の低下を原因とした不妊治療が増える中、今後卵子提供へのニーズが高まってくると思われる。そこで、卵子提供への意識を知り、医療者に何を求めているかを知ることで支援のあり方について考えるために不妊治療患者を対象にアンケートを実施した。回収率は27.3%で、141名より回収を得た。平均年齢は37.3歳、ART経験者は50%であった。「卵子提供について日本で積極的に認められるべきか」については、「認めるべきである」69%と最も多く、その理由としては「選択肢を広げてもいいと思う」という意見が多かった。「認めるべきでない」13%の理由で最も多かったのは「子供への対応に難しさ」であった。「卵子提供を考えているか」については、「考えている」11%、「行うつもりはない」89%であった。提供を考えている患者が「卵子提供に際し不安な点」は、多い順に「費用」「提供者について」「出自の告知」「妊娠率」であった。「提供を受ける際にあればよいと考える医療者のサポート」は「安全性、リスクの説明」「将来起こりうる問題の説明」「妊娠できたときのフォロー」「心のケア」などであった。今後日本で卵子提供を考える際には、医療者が協力して十分なカウンセリングなどサポートにあたることが必要であると考える。
 

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