英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

漢方・ヨガ・アロマの部屋

はなぶさコラムス

不妊体質の改善の方法の中でも漢方・ヨガ・アロマについて取り上げていくコラムです。 体質改善ページの詳細はこちら

第17回 ベルガモットについて(2006年7月)

ベルガモットは私たちのケアルームでもとても人気のある香りですが、その精油がオレンジやレモンと同じ柑橘系の果物から採れるということは皆さんもご存知で すよね。ではベルガモットがどういう果物なのかはご存知ですか?今回は私たちに素晴らしい精油を与えてくれる『ベルガモット』のお話をしたいと思います。

ベルガモットはイタリア原産のミカン科の植物で、ビターオレンジとレモンの交配による品種改良で生まれました。果実は小ぶりのオレンジくらいの大きさで、表 面がブツブツした洋梨のような形をしています。食用には適さないそうで、スーパーなどで果実を見かけることもないですよね。もっぱら果皮から採れたオイル が香料として用いられるだけのようです。古くから香水やオーデコロンに最もよく用いられる香りで、元祖オーデコロンといわれる『ケルンの水』にも含まれて いました。またベルガモットが紅茶のアールグレイの香り付けに使われていることも有名ですよね。でも紅茶に精油を入れて飲むなんてことは絶対しないでくださいね!

余談になりますが、ハーブの中にも『ベルガモット』と呼ばれる植物があるのでお間違えのないように!ハーブのベルガモット(和名:タイマツバナ、学名 Monarda didyma)はシソ科で、葉がベルガモットの精油とよく似た香りを持つことから同名で呼ばれるようになったようです。葉っぱをハーブティーにしたり、デ ザートの香り付けに使ったりするそうです。

ベルガモットは16世紀の大航海時代にコロンブスがカナリア諸島で発見してスペインに持ち帰り、のちにイタリアに伝えられ栽培されるようになったそうです。 学名はCitrus bergamia で、ベルガモットの名前の由来は最初に栽培されたのが小都市ベルガモだったからと言われていますが、トルコ語の『梨の王』を意味するBeg armudiから来ているという説もあります。このベルガモット、生育条件が厳しいのですが、イタリアのレッギオ・ディ・カラブリアという町とは相性が良 かったらしく、今もベルガモットが生い茂る町として有名で、この町で採れたベルガモットの精油は最高品質とされています。

不妊治療では不安や緊張を伴うことも多いですが、安定した母体を作っていくためにはそういった状態を改善していくことが大切です。ベルガモットには不安や緊 張を和らげ、気持ちを落ち着かせてくれる作用があるので、きっと皆さんの力になってくれるでしょう。柑橘系の中でも少し大人っぽいベルガモットの香りをナ チュラルフローラでぜひ体験してみてくださいね。

アロマケアルーム「ナチュラルフローラ」
AHCP認定プロフェッショナルアロマセラピスト
板野 泉

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