英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

カウンセラー・ナースコラム

はなぶさコラムス

遺伝的要因から不妊のカウンセリングを行う遺伝カウンセラー、心の専門家である心理カウンセラーからお届けするコラムです。 遺伝カウンセリング、心理カウンセリングの予定はこちらからご覧頂けます。

遺伝:「パパナビ」(2009年8月)

 妻の体に新たないのちが宿ったときから、男性にはパパになる心の準備がはじまります。
不妊治療を続けたきたご夫婦であればなおのこと、ご夫婦の期待や喜びは大きいものです。
妻は自分の体の変化にとまどいながらも、その体の変化を妊娠の実感として受け止めていきます。
一方夫の体には何の変化もないため、体調の悪い妻を見て、「何もしてあげられない」とおろおろしたり、
「妊娠中なんだからしかたない」とほうっておいたり…と、どうしてらいいのかわからないことがあるようです。
実際に遺伝カウンセリングに来られたご主人が
「妻がつわりでしんどそうで…何をしてあげたらいいでしょう?」と、言われることもよくあります。

 では実際に、妊娠・出産期の妻は夫に対してどのようなサポートを望んでいるのでしょうか?
今回から数回にわけて、妊娠の時期ごとにその特徴をお話し
「妻のおなかのなかで赤ちゃんがどういう状態なのか」をご主人方にお伝えしたいと思います。

 1回目の本日は、まず、妊娠から出産後までの全期間にわたっての物理的なサポートについてです。

 具体的な物理的サポートとしては家事援助が基本となります。
お風呂やお手洗いの掃除は前かがみになり、おなかの大きい妊婦には辛いものです。
お布団で寝てらっしゃれば布団のあげおろしも含めて、積極的にやってみてください。
自分で掃除をしてみることで、
洗面台やお風呂やお手洗いを使った後にどうしておけばお掃除が楽になるかわかってきて、
掃除も楽に短時間でできるようになります。

 また、つわりがひどい場合は、掃除だけでなく、家事全般が辛くなります。
食欲がないことが多いのですが、一日の中でも朝がひどくて夕方に楽になる等周期的な場合もあります。
眠くなって一日ごろごろしてしまうこともあります。
つわりの時期であれば、妻が怠けているわけでないことをわかってあげてください。
気分転換に外出に誘って、好きなものをゆっくり少し食べてリフレッシュさせてあげたりすると、
食欲がわくこともあるようです。

 出産後は、通常数日で退院できます。退院後もしばらくは体力が戻らない場合もあるでしょうし、
授乳が数時間おきにあって妻はどうしても寝不足になります。

 この時期、夫に期待される3大サポートが、赤ちゃんの“入浴、授乳、おむつ替え”です。
うまくできるようになれば育児が楽しくなります。
出産後こそパパの出番です。赤ちゃんに話しかけながら、
お仕事でつかれた体とこころのリフレッシュにしていただければ、と思います。

 次回は、もう少し妊娠時期をわけながら、妻の体の変化について書いてみたいと思います。

参考文献:PaPa Navigation Book ㈱赤ちゃんとママ社

遺伝カウンセラー 松田圭子

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