診療・治療
【目的】2022年年明けに不妊治療の保険適用が決定し、4月からの保険適用に向けて、各部門で協力しながら保険適応に向けて準備を行った。短期間の準備期間であり、試行錯誤しながら準備を行った。そこで、保険適用後のスタッフの反応を知ることで、今後の情報提供や治療・ケアに役立てるために実施した。【方法】 2022年8月~9月(適用後5か月)に当クリニックのスタッフを対象に不妊治療保険適用に関する内容についてアンケートを実施した。アンケートBOXにて回収した。【結果】計111名から回収した(89.5%)。不妊治療保険適用の移行に対して、「スムーズに行えていない」54.0%であり、算定で苦慮したり、行政などへの返答のあいまいさを感じていた。不妊治療適用に伴い業務量について「増えた」71.2%で、計画書作成や費用説明、文章改訂、レセプト請求などの業務が増えていた。保険適用に年齢制限があることに対して90.1%の人が「妥当である」と返答しており、患者を対象に実施したアンケート57.6%より多かった(P<0.01)。回数制限があることに90.1%の人が「妥当である」、先進医療の適用範囲に18.0%の人が「妥当でない」と返答していた。適用に対しては「不妊治療に取り組みやすくなったが、治療への理解が不十分なまま取り組んでいる場合がある」との意見がみられた。【考察】保険適用の移行に約6割のスタッフがスムーズに移行できていないと感じていたため、さらに変更内容の情報共有が大切であると思われる。約7割のスタッフの業務量が増えたと感じており、カルテの入力業務に関する部門での業務量が多い傾向があったため、それぞれの部門で協力していきたい。今後、患者にスムーズの情報提供を行うために、説明リーフレット作成、動画作成、相談できる体制を整えていきたい。