英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

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研究開発・学会発表

診療・治療

卵子凍結を希望する女性の背景とアンケートを通して

  • 第10回せとうちART研究会
  • 2023年9月9日、JRホテルクレメント徳島
  • 卵子凍結を希望する女性の背景とアンケートを通して
  • 藤井 美喜、水澤友利、苔口 昭次、塩谷 雅英

【目的】卵子凍結は少子化対策や女性活躍が推進される中、女性の妊娠・出産の選択肢を広げる手段として注目されている。当クリニックでは、健康な女性が将来の妊娠に備える「モンレーヴ」と称する卵子凍結プログラムを実施してきた。そこで、卵子凍結を実施した女性の背景とアンケートから今後の情報提供のあり方を考える機会とした。【方法】 2021年6月~2023年5月に卵子凍結を行った女性の背景をカルテから情報を得た。また、初診時に卵子凍結の治療の流れについての説明時にアンケートを実施した内容から分析を行った。【結果】卵子凍結プログラムに参加した女性は85名であった。年齢は平均36.9歳(27~46歳)で、36歳~40歳61.2%が最も多かった。96.5%が有職者で、会社員が57.3%と最も多かった。AMHは平均3.3(±3.2)ng/mlであった。採卵時の平均卵子回収数は9.1(±7.0)個で、年齢が高くなるほど回収数は減少(y = -0.565x + 28.727、R² = 0.2827)し、AMHが高くなる程上昇(y = 0.9538x + 6.0218、R² = 0.2)していた。アンケート回収は25名であった。卵子凍結を希望する理由で最も多かったのは「若いうちに卵子を凍結しておきたい」、次に「仕事の関係で凍結しておきたい」であった。卵子凍結について知った情報源は「インターネット」、次に「医師から」であった。「卵子凍結を実施する際のリスクを理解しているか」いう問いに対し、「理解していない」56%と返答していた。卵子凍結について知りたいことは、「来院回数や経過」、「卵子凍結の成績や状況」などであった。【考察】卵子回収数は年齢が高くなる程回収数が減少していたことから、より年齢が若い方が卵子凍結の時期が望ましいが、社会経済的状況を踏まえて勧めるべきである。卵子凍結のリスクを半数以上の人が理解できていないと返答していたため、初診時にはリスクや治療の流れを詳しく説明し、納得して治療を受ける必要がある。

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