英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

受診を検討している方は
こちらからお気軽に
お問い合わせください。

研究開発・学会発表

診療・治療

不妊治療中の患者への葉酸の意識調査からの情報提供

  • 第21回日本生殖看護学会学術集会
  • 2023年9月3日福井県民ホール
  • 不妊治療中の患者への葉酸の意識調査からの情報提供
  • 藤井美喜  青木 愛

Ⅰ.緒言 葉酸は胎児期における神経管形成に欠かせない栄養素である。そのため,妊娠に向けて不妊治療中から葉酸を摂取することが重要である。そこで今回,初診患者とART実施患者の葉酸に対する意識を知ることを目的とした。Ⅱ.方法 2021年9月~2022年4月に受診した初診患者とART実施患者のうち,葉酸の知識状況,葉酸と神経管閉鎖障害の関連性,葉酸サプリメント摂取などに関するアンケートを行った。アンケートの主旨,参加の拒否や同意の中止により不利益を生じないことを説明し,同意を得た上でお渡し,当日アンケートBOXにて回収した。Ⅲ. 結果  初診患者97名,ART実施患者98名,計195名から回収した(回収率30.0%)。年齢はそれぞれ35.7歳,38.0歳,不妊治療期間は1.7年,4.2年であった。「葉酸の栄養素の認知」は初診患者89.3%,ART実施患者96.9%であった(p=0.08)が,「葉酸を含む食材の認知」は52.6%、66.3%であり(p=0.05),認知している人の葉酸食材の正解率は100%であった。「神経管閉鎖障害リスク低減のために葉酸が推奨されている」と知っているのは34.0%、40.8%であった(p=0.33)。「葉酸栄養補助食品を推奨される時期」を「妊娠1か月以上前」と知っているのは61.9%、75.5%(p<0.05)で,その中で神経管閉鎖障害のリスク低減の理由のためと知らない人は48.3%,48.6%みられた。葉酸サプリメント摂取率は54.6%,71.4%であった(p<0.05)。「必要な葉酸を摂取できていない」と感じている人は87.5%,86.7%であったが,その中で葉酸サプリメントを摂取していない人は35.3%,32.9%であった。Ⅳ.考察  初診患者よりART実施患者の方が,葉酸の認知の割合は高くなっており,受診を重ねるうちに説明を受けている機会があることを伺わせた。しかし,葉酸を含む食材の認知が5~6割であったことから,より食材の理解を促したい。葉酸栄養補助食品の推奨時期を「妊娠1か月以上前」と知っているものの,その理由を神経管閉鎖障害のリスク低減のためと知らない人も5割みられたため,関連性を伝えていきたい。また,「必要な葉酸を摂取できていない」と感じながらもサプリメント摂取していなかった人が約3割みられたため,摂取を促していきたい。Ⅴ.今後の課題 葉酸と神経管閉鎖障害の関連性をお伝えし,適切な時期から継続して葉酸が摂取できるようにサポートしていきたい。

 

診察ご予約は
こちら
loading