英ウィメンズクリニック

HANABUSA WOMEN'S CLINIC

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研究開発・学会発表

診療・治療

不妊治療患者における葉酸・神経管閉鎖障害に関する知識のさらなる向上を目指して

  • 第68回日本生殖医学会学術講演会
  • 2023年11月3日・4日、石川県民音楽堂、ホテル日航金沢、金沢アートホール
  • 不妊治療患者における葉酸・神経管閉鎖障害に関する知識のさらなる向上を目指して
  • 藤井 美喜、青木 愛、苔口 昭次、塩谷 雅英

【目的】当院は昨年の2022年本学会で発表した葉酸・神経管閉鎖障害の知識状況について、葉酸の認知は9割以上みられたが、神経管閉鎖障害の認知は約3割、葉酸サプリメント摂取は約7割と発表した。アンケートの結果を受けて葉酸・神経管閉鎖障害の説明用紙を作成、FM(File Maker)に葉酸の服用チェックボックスを作成し、サプリメントの内服を勧めた。対応を強化した後の患者の知識状況を確認することで情報提供のあり方を考えることとした。【方法】 2023年2月~5月に採卵当日に同意を得た患者に対して、葉酸・神経管閉鎖障害の知識状況、葉酸サプリメント摂取に関するアンケートを行い、対応前のアンケートと比較した。【結果】200名から回収した(回収率44.5%)。年齢は対応前、対応後それぞれ38.0歳、38.5歳、不妊治療期間は4.2年、2.8年であった。「葉酸の栄養素の認知」は対応前96.9%、対応後99.5%であった(p=0.20)が、「葉酸を含む食材の認知」は66.3%、77.0%であった(p<0.05)。「神経管閉鎖障害の認知」は30.6%、43.0%であった(p<0.05)が、「神経管閉鎖障害リスク低減のために葉酸が推奨されている」と知っているのは40.8%、50.5%であった(p=0.12)。「リスク低減のために葉酸栄養補助食品を摂取する時期」を「妊娠1か月以上前」と知っているのは75.5%、81.0%で、「わからない」と返答した人は24.5%、18.5%であった。葉酸サプリメント摂取率は71.4%、89.0%であった(p<0.05)。【考察】葉酸の認知の割合は知識向上のための対応強化により高くなっていた。葉酸サプリメント摂取は対応強化により約7割から9割に上昇していた。対応強化後も、神経管閉鎖障害のリスクを低減するために葉酸が推奨されていることを「知らない」と約半数の人が返答していたため、葉酸の関連性を強調していきたい。

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