英ウィメンズクリニック

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研究開発・学会発表

診療・治療

不妊治療保険適用2年目のカップルの不妊治療への意識

  • 第69回日本生殖医学会学術講演会
  • 2024年11月14日・15日 ポートメッセなごや
  • 不妊治療保険適用2年目のカップルの不妊治療への意識
  • 藤井 美喜、苔口 昭次、塩谷 雅英

【目的】不妊治療保険適用後2年が経過した。保険適用に対するカップルの意識を知ることで、今後の情報提供、治療やケアに役立てる機会とした。【方法】 2023年10月~2024年2月に不妊治療を受けているカップルを対象に不妊治療保険適用に関する内容をWebにてアンケートを実施した。Webでの返信にて、アンケートを承諾したとみなした。【結果】無記名にて男性65名、女性158名回収した。回収率はそれぞれ13.0%、31.6%であった。年齢は男性36.9(±5.3)歳、女性36.7(±4.5)歳であり、保険適用の治療を行った患者はそれぞれ88.6%で、90/8%であった。「保険適用に年齢制限がある」ことを知っている人は男性84.6%、女性88.6%であった。年齢制限があることに対してそれぞれ42.9%、53.8%の人が「妥当でない」と返答しており、「子どもを望むことに年齢は関係ない」「晩婚化で年齢が上がってきているので治療が必要」との意見がみられた。「保険適用に回数制限がある」ことを知っている人は男性81.5%、女性86.7%であった。回数制限があることに対してそれぞれ64.6%、77.2%の人が「妥当でない」と返答しており、「回数制限により心理的負担が増す」「金銭面での不安を感じる」との意見がみられた。保険適用後に「経済的負担感が軽減した」と返答した人は、それぞれ79.7%、85.7%であった。保険適用のメリットは男女とも「高額療養制度を利用することによって自己負担額を抑えることができる」が最も多く、次に女性では「次の治療を考えやすくなった」に対して、男性では「夫婦で治療に取り組めた」が多かった。【考察】保険適用による経済的負担感は多くの人が軽減していた。保険適用に年齢制限に対して男女ともに約半数の人が妥当でないと返答していた。さらに回数制限は約7割の人が妥当でないと返答しており、制限があることで心理的負担を生じていた。保険適用のメリットは男性側から夫婦で取り組みやすくなったとの意見が多くみられたことから、治療計画を夫婦で説明を受け、同意を得ることは夫婦で取り組むメリットになっていることが伺えた。

 

 

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